英語を話すヒント(カタカナ語の発音)

■ 英語を話すヒント

英語の発音について(カタカナ語の発音)

「ドライバー」や「メッセージ」といった日本語としても使う単語=「カタカナ語」が、

私たちの周りにたくさん存在します。

日頃親しんでいるカタカナ語だから、英語として発音されても簡単に聴き取れるだろうと安易に構えていると、どうもこれが期待通りに聴こえてこない、さっぱり聴き取れない、あるいは、聴き誤ってしまうなどということも現実にはよくあることです。

この種のミスが、ことによると、内容理解ができなくなる恐れさえあります。

その一方、カタカナ語を発音する場合は、相手がよほどの日本通ならともかく、そのまま発音したのでは一向に通じないケースがよく見られます。

外来語なのになぜこのような障害が起こるのでしょうか。それは、「カタカナ語は日本語」だからです。

日本語と英語は全く異なる音体系であることが原因なのです。

多くのカタカナ語を知っている私たちが、これらを本来の音声によってコミュニケートできれば、どんなに有利な状況になることでしょう。

したがって、日本語に定着している外来語については、そのままにしておくことなく、実際に出会った時にその英語の音声を確認する習慣を身につけるようにしたいものです。

私達の英語コミュニケーション活動が一歩も二歩も進歩する一つの秘訣です。

リスニングができるようになったら、今度はそれをまねて発音してみてください。

文字を頼りにしないで、「聴こえた通りに再現する」のです。

このようにして、英語の音声をしっかりと脳と口と舌に覚えこませましょう。

リスニングと発音は車の両輪のようなもので、できるだけ音声記号に慣れて行くことも大切です。

◎カタカナ語の「ドライバー」ではとりわけ下線部分に注意してください。実際には「ヂュ」のように聞こえます。そして、語末はb音の「×バー」ではなくv音の「○ヴァ」です。また、「メッセージ」は第1音節にアクセントを置いて、「メッスィヂッ」のように発音されます。